choro note

▼[自己開示」はカウンセラーの成長につながる

▼私が所属する団体の会則に「会がめざすもの」として下記のようにうたって
います
【「自己開示による心のつながり」を拠り所に『キャリア』に関する自らの資
質の向上と『より良く生きる』社会作りを目指します
ここでいう自己開示とは、「生き方に関する自らの考え方、行動、感情など
について、お互い胸襟を開いて率直に語り合うこと」をいいます】

▼今回の総会で「会がめざすもの」が下記のように表現されました
【居心地<励まし合い・人間的学び>スキルアップ<マインド・知識・技能>
社会貢献<キャリアについての啓蒙・キャリアで悩んでいる人の支援>】

▼入会について、クローズ方式をとっていることもあり、「自己開示」は予想
以上にうまくいっているといっていいでしょう
その結果、会員の間で「居心地がいい」という言葉が飛びかうようになりま
した
「自己開示」が「居心地がいい」という捉え方だけでいいのかと思いました

▼「自己開示」はカウンセラーとして要求される「自己一致」に繋がっていく
のではないかと考えてみました
「自己一致」とはカウンセリング辞典によりますと
【「特に来談者中心療法で目指される態度ないしは状態。カウンセラーおよび
クライアントの双方について用いられる。一致とは、具体的には自己概念と
有機体経験の一致のことを指す。
まず、カウンセラーは受容的で共感的であること加えて、自己一致している
必要があるとされる。クライアントを目の前にして自分が感じていること・
経験していることを否認したり歪曲してはならないということである。これ
は、カウンセラーのリアルネス、純粋性ともいわれる。形だけの受容や共感
は治療的な意味を持たない。
一方クライアントは、はじめは混乱した自己不一致の状態にあるが、カウン
セラーの自己一致した態度や受容・共感に触れ続けることで、次第に自己一
致の方向に向かって変化していく。
つまり、否認され歪められていた経験がセルフ(自己)の中に統合されてい
くということである。】

▼会員同士の間で頻繁に行われている「自己開示」は、自分に真摯に向き合う
ことによって自分の純粋性を磨き、カウンセラーとしての成長につないでい
けるのではないかという捉え方です

▼カウンセリングは知識やスキだけでなくカウンセラーとしての根っこの部分
が問われるのであれば、我が団体のように、カウンセラー同士の「自己開
示」がベースにある団体というのも団体のあり方として悪くはないのではな
いかと思うのです

▼総勢30名の団体ですが、今年度も「自己開示」をベースにしてひとり一
人 の成長を期しながら、社会に向かっての活動を続けていきたいと思いま




2007.12.27:choro
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