choro note

▼「豊かさの見失った家庭教育」に誘われて

11月25日のセミナーの講師安川カウンセラーの話(吉田さんも同席)
「A君とB君は親友でした。A君の家庭は裕福で成績も優秀でした。B君は貧しく、成績も今一でした。その二人がその地区の進学校を一緒に受験しました。B君は先生から無理だからランクを下げろといわれていましたが、落ちたら就職するつもりでチャレンジしました。結果は合格するはずであったA君はあがってしまい落ちてしまいました。無理といわれていたB君は開き直って実力以上を発揮したせいか
合格していました。がっくりして家に引きこもったままA君を親友のB君は慰めと励ます目的でA君宅へ行きました。A君は面会を拒否しました。そんな態度を取ったA君にお母さんは、B君のA君に対する友情と優しさを素直に受けとめるように諭しました。A君はすぐB君のあとを追いかけてお話ができました」というお話です
当日のセミナーはいじめや引きこもりの子どもと親へのカウンセリングがテーマでした。(終了後個別面談もありました)。当日の親の取るべき具体的な項目について添付して皆さんへも送ってあります
先日反田さんの「豊かさの中で、見失った家庭教育」とコメントがありました
この話は安川講師が最後に話されました
今の日本の親の何割がA君の母親のような対応を取れるのでしょうか?
ひょっとしたらA君(わが子)可愛さでA君と同じような対応しかとれないのではないでしょうか
今の子どもの問題は親、特に母親の問題かもしれません。そしてその親の親である我々世代の生き方
の問題でもあるのかもしれません(文芸春秋の先月号の特集は「子どもを殺すのは教師か親か」という
ショッキングなテーマでした。書かれていることは「想定外」に問題のある事柄です
板橋さんのお母さんの「穴の開いたパンツ」の話と「A君のお母さん」の話は私の頭の中ではつながっています。桜井女史は「日本は豊かさに負けた」と言い切りました。そんな気がします

2006.12.11:choro

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