choro note

▼まろに学ぶ − 「呼吸を合わせる」

綾小路きみまろに学ぶ ー「呼吸を合わせる」
ある雑誌の対談でまろは次のように話しています
『おしゃべりの場合でも、お客と一つの呼吸になることはすごく大事です。「この話をどのくらいして、
次の話に進もうか」というタイミングはその人の体のリズムですよ。私が息を吐いて吸う。それが客様と同じ呼吸になった時、タイミングが合ってきます。ところが私のしゃべりが悪かったり入り方が悪かったりすると呼吸が合わない。そういう時は扇子をパーンと叩くんですよ。そうすると皆の息が一瞬止まる。そこから息が始まるわけです。』

これはコーチングやカウンセリングの基本の中に含まれる「チューニング(同調)」に当てはまる部分です(傾聴に含まれると思いますが)
同調には次の2つが言われています
@ミラーリング:相手の態度を鏡のようにまねをする
Aペーシング:相手の呼吸、テンポに合わせる

まろが舞台でやっていることは、お客の呼吸を感じて、合ってないなーと感じた時には例のセンスでパーンと叩いて空気を変えてしまうことをやっているのです
うーん、まろは賢い芸人だなー
自分とお客との呼吸を合わせて一体感を作って舞台を盛り上げるなんて

私のプレゼンなどは恥ずかしながら相手の呼吸が合ってないなーと感じても、修正が効かず、ひとりよがりの話し方で終わってしまい後悔とふがいなさを感じています(その都度反省し工夫していますが)
皆さんはどうでしょうか
チューニング(同調=特に呼吸を合わせる)は舞台やプレゼンの場だけでなく人間関係でも必要とされるスキルの一つですね
まろへの見方がまた変わりそう


2006.11.16:choro

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