choro note
▼余命
がんに関する本を読むと『「余命」を宣告されてもそのまま受け取ることはない。宣告された余命以上に生き延びている人や完治している人もいる』というようなことが書かれている
先日抗がん剤の投与を始めるために診断してくれた医師は4年近くまえにすい臓がんの手術をしてくれた医師であった
お礼の気持ちで「先生、お陰さまで術後3年9ヶ月生き延びております」と話したら「余命1年半と思っていましたらそれ以上生き延びましたね」という
他の話や種類を書くことに移ったので、そのまま聞き流していた
診察室をでたら一緒に話を聞いていた女房がいう
「実は手術後の報告のあと、手術は成功したけれど進行していましたから余命1年半と思ってください」と言われたのだという
その宣告を聞いたのは女房と子供たちである
どんなにかショックを受けたことだろう
どんなにか1年半の命と悟られないよう気を使ってきたことだろうか
女房初め家族の気づかいに感謝する
データー上の生存率は非常に厳しいというのは知っていても、自分は違うという意識があったのだろうか
女房に「がんの5年生存率は10%だって」と話したとき「10%に入ればいいじゃないの」と言われたことを思いだす
術後1年3ヶ月に再発が発見されたときにもそれほど動揺しなかった
8月にCTで再発が発見され、9月のMRIでも同様の指摘をされたがんが10月のPET検査では消えていたのである
3年目の昨年の5月に肝臓への遠隔転移が発見されたときにもなんとかなるのではないかという思いがあった
しかしがんはどんどん増殖し、手術することになった
その2ヶ月後12月に再発し、2月の検査で増殖していることが判明して今に至っている
余命1年半と言われた患者が2年半近く生き延びたことをどう思うのか
医師の判断があくまでも過去のデータ上からのものであるとはいえ、患者側の生き方も余命宣告を超えて生き延びた要因かもしれない
2年近くの時間でいい人生を送らせてもらったと感謝する
今回の術後の再発に関して余命宣告はされていないが、短いものだろう
余命など考えないで、今までどおり、今日一日を生きることを考えていけばいいのではないか
あとは「開き直り」の精神だけ
副作用が少ないはずの抗がん剤が、予想以上に副作用ありだるさと食欲不振を覚える
パソコンに向かうのもきつい
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