choro note

▼手術後初めての外来診察日

退院したのが8日、今日で10日目である
10時に採血センターで採血して診察室前でこと3時間余、呼び出しがかかったのは1時過ぎであった

診察室に入り、まずは先日の手術のお礼という
主治医が執刀してくれたのである

座ると主治医は「今日の採血分析の結果は異常なしですね、肝臓を切り取ったとは思えないくらいの検査結果で、特にGOT、GPTの結果などはいいです」と言ってくれる
検査結果を見る限り、懸念していた手術のダメージでの免疫力低下がなかったのはうれしいことであるが、肝心のがんとリンパの組織検査の結果については触れずに次の話へと進む

主治医は今後の治療方針案について話し始めた
最初に、がんとリンパの組織検査の結果はあと2週間後でなければ判明しないことを話す
その後、12月10日にCT検査を行うことを決める

治療方針いついて下記の4案を提案してきた
@再発するまで抗がん剤の投与など一切しない
A以前使用してがんを小さくできなかったTS1という抗がん剤をもう一度使用してみる
がんが切り取られたあとに、小さながんが再発しないように予防的に使用してみる
B未使用である抗がん剤ジェムサールを予防的に使用する

@の案については今まで主治医側からは明確な発言はなかった
以前にこちら側から「抗がん剤はできるだけ使用したくない」という話を案として取り上げてくれたのだろうか
Aの案については全く予想していなかった
主治医がトリッキーな方法であると断って話してくれただけに、え!?と思える方法である
Bの案は何度も話し合いをしてきた方法である

ということで主治医側からの話は終わったが、この段階で今日の外来診察は、術後の状態を把握するための診察であったことが判った
今日、組織とリンパの組織検査の結果が判明していてそれに基づいて今後の治療方法を決めるというのはこちらの早とちりであったのだ

主治医は本日提案された3つの案を選択するために、切り取ったがんとリンパの組織検査の結果が必要であるという
ということで次回の外来診察日を11月8日と決めた

今日の診察で感じたのは以前よりも増して主治医と話しやすくなったことである
執刀してくれたこと、採血センターのミスで3時間も待たせてしまったこと、外来診察の最後になってしまって時間的な余裕ができたことなどがそのような状態を作ってくれたのだろうか

こちら側からの抗がん剤の具体的な副作用の出方や再発の発生の仕方、大学が取り組んでいる免疫療法の内容などの質問について丁寧に答えてくれた

最大の収穫は、こちらで行っている代替医療について相当詳しく話ができたことである
大学病院の医師としてはほとんど関心のない話をじっと耳を傾けて聞いてくれた
今までにないことである
このような状態がうまく継続できれば、懸念している大学側の治療方法を一方的に押し付けられることもなさそうな気がした

そうなると治療方法については、自己選択→自己決定→自己責任となる
自分の命を懸けた選択になる
3つの案について自分なりに考えて決定していかなければいけない

退院後初めての運転と3時間も待たされたこともあり疲れきってしまった
家に帰りついたら寝込んでしまった


2010.10.19:choro
[2010.12.01]
ゆったりとね (長山)
[2010.11.29]
お疲れ様でしたね (岩崎)
[2010.10.21]
信頼 (長朗)
[2010.10.21]
信頼 (長朗)
[2010.10.21]
さすがは長朗! (びわの葉収獲人)
[2010.10.20]
おつかれさまでした (まめこ)
[2010.10.20]
お疲れ様です (準一)

HOME

(C)

powered by samidare