choro note

▼MRI検査に基づく診断と治療方法−その4−

14日、入院に先立って、輸血のための「自己血」の採血を行うというので大学病院へ
8時半に外来受付けで看護師が貧血で無いかどうかのチェックを行うための採血をした
その結果が採血センターから届いたのが9時45分。1時間以上かかった

異状がないということで「自己血採血センター」へ向かう
看護師2人と医者が1人待機してした
採血は医者がつきっきりで行われ20分以内で終わった
医者が「血管が柔らかいですね」と言ってくれる
「頭が固いので血管だけは柔らかくなっているのでしょう」と答える
400CCの血液をとったが、大学病院はすぐお帰りOKである
前に前立腺がんの手術のために東北公済病院で自己血採決を行ったときは泊まりであった

そのためか病院内で少し休んでいくようにとか、温かい飲み物を飲むようにとか、帰りの車は気をつけるようにと細々と注意があった
4時から1時間半の立ちっぱなしの仕事がある、というと昼休みしっかり休んでからねと更に注意される

次に「生理検査室」へ行き心電図と呼吸検査機能」(肺活量検査)を受ける
両方とも異常なし
肺活量は手術には重要なチェック項目である
大きな手術を受ける患者は「トライボール」というものを買わされる
ピンポン球の小さなものを吸ったり吐いたりして玉を上げ下げすることで呼吸力をあげさせるのである
今日から自宅で練習するようにと指示をうける

最後に入院センターに行って24日の入院の準備についての説明を受ける
すべて終了したのは12時近かった

途中外来で主治医より16日CT検査をうけるようにといわれた
手術前に最新の画像診断を行うという。がんが大きくなっていなければいいのだが・・

その際に手術について説明書と同意書をもらった
入院したら主治医から説明を受け、同意書にサインを要求されるのだ
一般的傾向であるが、予想されるリスクについてはオーバー気味にもらさず書かれている
ざっと目を通すと下記のような点が目に飛び込んできた

○受けない場合に予想される病状の推移と可能な他の治療法

@腫瘍の増大 → 他部位への転移・疼痛 → 肝不全・生命の危機
△流れはわかるが、そのスピードについての説明が不十分であった
何もしなければ余命4ヶ月とつぶやいたが、本当にそうかいと思っている

A可能な他の治療法
◕化学療法(抗がん剤)すでに標準治療薬(TS!)が無効であるため、他の薬剤(ジェムザールが推奨される
△ジュムザールの有効率は20%以下である。今まで使用したTS1同様に効かないということを想定する。免疫力をさげることはまちがいないので初めから使用しないという選択も考える

◕放射線治療 :一般には効果が低いと考えられる
△今まで話題にならなかった。症例があるのかどうか聞いてみたい

◕その他の治療(動脈塞栓術など) :一般に有効性は低いとされている

◕免疫療法 :今回の病状に対して有効性が示されたものはない
△大学でも免疫療法を始めたとは聞いたが、すい臓の転移がんで試したという話は聴いていない。聞いてみたい

◕緩和医療 :抗腫瘍効果は期待できな

○手術に伴い期待される効果と限界

◕切除による期待される効果は長期生存の可能性

◕切除後も、高い確率で再発する恐れがある

△長期生存の可能性という書き方は非常に耳ざわりのいい言葉であるが漠然としており、データでの説明はない
今まで生存者がゼロであっても可能性を信じて受けると決めた
自分の可能性に賭けていく

△切除後も、高い確率で再発するというのは覚悟はしていることではあるが高い確率とはなん%の発生率なのか書かれていない
覚悟して受けるのだ
再発した場合はその時点で考えることにした

上記の事柄については入院してから主治医か執刀医と面談があるはずである
それまで女房と一緒に書類をよく読み、聞きたいことや確認したいことの整理を行いたいと思っている



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