choro note

▼映画「アウトレイジ」

誕生日には映画を観ることにしている
女房と相談して北野 武監督の「アウトレイジ」を観ることにした

カンヌ国際映画祭のコンペテション部門出品作品という前ふれこみは見聞きしていたがそれほど期待はしていなかった

バイオレンスアクション映画というが、やくざ映画といったほうが分かりやすい
ある関東系のやくざの組の抗争が主たるストーリー
やくざの世界の激しい抗争が次から次へと繰り広げられる
出てくる人物が全員悪者という設定である
最高の役者をふんだんに使っている
暴力シーンが指を詰めるところの描写などが生々しすぎる
目を背けたくなる

あまりに激しい暴力シーンが続くので、残虐さや恐怖心を通り越しておかし味がわいてきて笑ってしまう
ちょっと趣の変わったエンターテイメントである
観ていて退屈はしない

最近の武の作品を昔と違って期待はずれである
この映画も観終わったあと何も残らない
残ったのは妙なさわやかさといい時間つぶしをさせてもらったという思いである

館内は中高年齢の男性で結構うまっていた



2010.06.30:choro

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