choro note

▼歓迎会・激励会

日曜日、仲間のHさんが「歓迎会・激励会」を催してくれた
山形から仙台へ転居してきた仲間の歓迎会と、がん転移が見つかった私の激励会である

当初は農家レストランで催すはずであった
その農家レストランは3年前に術後の私の激励会を開いてくれたところでもあった
3年前のちょうど今ごろである

そのときは15名くらい集まってくれたのだろうか
野菜中心の昼食を食べながら、語り合ったことを思いだす
すい臓がんは難しいがんで、1年以内に半分は亡くなってしまうというがんである
そのすい臓がんを患いながら3年は生き延びたのだ
転移したとはいえ、3年も生き延びたことに感謝したい
3年前に集まってくれた仲間の思いが、3年間生き延びさせてくれた

今回その農家レストランに申込んだときには満員だったということで、急遽Hさん宅で行われることになった
集まったのはHさんを入れて5人である
Hさん宅の居間での会食になった
マンションの2階なのだが、高台にあるので見晴らしがいい
総ガラス張りなので、隣の森や遠くの街並みが見渡せてゆったりとした気分になる

奥さん手作りの野菜中心のヘルシー料理が次から次へと振舞われる
ビールとワインを飲みながら頂く
5人なので話が見える。ゆっくりと話し合う

始めたばかりのびわの葉療法などの話をしたが、気がついたら「絶対に後ろ向きの発言はしない」と宣言していた
4人が証人となった
「激励会」の成果である

激励とは一方的な言葉での励ましではなく、激励する人と激励される人とのコラボレーションから生まれるのではないだろうか
そこに居合わせた人々が醸し出す空気が激励につながっていくのだ

2時からはHさんのサプライズ歓迎の舞台となった
小関佳宏さんという若きクラシックギター演奏家がHさん宅まで来てくれて演奏をしてくれたのである
5人に奥さんとHさんのお嬢さんが加わった7人の前での演奏である

「オレンジ」という自ら作曲した曲から始まり、語りを交えながら演奏を続ける
Hさんの奥さんのピアノに合わせたり、懐かしのフォークソングで歌を引き出してくれたりする
柔らかなギターの音色と交し合う会話がゆったりとした時間の流れと夢心地にさせてくれる不思議な空間を創り出す

ギターの音色を聞きながら、ようし、一からやり直すつもりでがんと向き合ってみよう
そう思った


2010.06.22:choro
[2010.07.03]
幸せです (ながやま えいじゅ)
[2010.07.02]
良い友をもって幸せだね (きくちかずひこ)
[2010.06.27]
不思議な時間でした (長朗)
[2010.06.27]
楽しかったですね (natti)

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