choro note
▼映画「第9地区」
モールでの買い物が終わったのは11時
館内にある映画案内をみると12時ちょうどから「第9地区」という映画ある
急いで昼食をとり飛び込んでみた
スタートから宇宙船やエイリアンが出てきた
あれ、戯画風SF映画だったのか、とがっかりしたが、食後の時間つぶしになればいいかと思い直して観始めた
南アフリカのヨハネスブルグの上空に宇宙船UFが映し出される。美しい幻想的映像でびっくり
エビと呼ばれる昆虫のような甲殻類のスタイルのエイリアンが無数に出てくる
合成画像であると思いながらも気持ちが悪い
エビは宇宙船の下の区域、「第9地区」に隔離されて28年になり、今回新しい居住区へ移動を迫られている
それらの一連のことがニュース番組報道風にドキュメントタッチで映し出される
エイリアンのエビは難民として描かれている
MNUという超国家機関は国連の難民対策機関としても見ることができる
南アフリカを舞台にしたのはアパルトヘイトとは無関係ではなかろう
MNUの代表執行者である主人公がエビを移動させるための作業中アクシデントで自らの肉体の一部(手)がエイリアンになってしまう
そこから主人公と政府の要職についている妻の父親や傭兵とその隊長との戦いが始る
戦いの様子はコンピューター画像を使いながら、スピード感にあふれる映像を展開していく
最後の主人公が乗り込んで操縦するアニメ風ロボットの戦いぶりは手に汗握りながらの観戦してしまう
登場人物像のキャラクターも意外と良く描かれている
始めは気持ちの悪いエイリアンと思って観ていたが、子どものエイリアンなども登場し、いつの間にか感情移入してしまって最後は主人公とエイリアンに応援してしまった
安っぽいB級映画かと思って観始めたが、予想は見事に裏切られてしまった
コンピュータ画像でエイリアンを描きながら単なる戯画風映画に終わらず、メッセージを発し、なおかつエンターテイメント性も提供してくれている映画であった
今まで観た事の無い映画、中途半端な予備知識があると観ようとはしなかった映画である
飛び込みで入ったから観ることが出来た映画であった
結果オーライであった
2010.05.03:choro
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