choro note

▼再就職支援セミナー

4日間のセミナーの講師を務めた
3日目は午前中の2時間であるが、あとの3日間は10時から4時までの5時間立ちっぱなしという体力的にハードなセミナー

がんを抱えている身としては体力消耗からくる免疫力低下を危惧したが、精神面での免疫力アップを目論んで挑戦

いつもは参加者が30名以下であるが、今回は世の厳しさを反映して36名。今までの最高の参加者数
年齢40歳から60歳までのホワイトカラー。事務、営業、技術経験者がほぼ3割ずつ
管理職経験者が半分を超え、すでに求職活動を始めている人が7割を超えている
強い即戦力と就職への意欲を持った受講生であるという印象

2日間かけて自己理解のためのワークショップ、振り返り、棚卸、履歴書をはじめとする書類の書き方を行い、3日目には職場での問題事例についての学習、4日目は面接の理論と模擬面接というプログラム

受講生は真面目に熱心にワークショップを行う。黙々と与えられた時間を使用して書き続ける

このセミナーは基本的考え方や行動について教える講師陣と、求人側を見据えての具体的な個別指導を行う主催団体のスタッフ陣、そしてハローワークの窓口相談員と、3者の連携プレイを前提にして行われている

毎朝講義前には30分のミーティングを行って情報交換を行う
今後のスタッフの具体的な支援内容も知らされる
講師としての役割期待がはっきりしているのでやりがいと責任を感じながら講義に臨める

4日目の面接は模擬面接が主体。講師にとって一番気力、体力を要する日である
4人ずつグループを作り、それぞれ面接者、被面接者、オブザーバーと役割を演じ、それ以外の受講生は外部観察者の役割を担う
1人の被面接者が面接を終わるたびに面接者、オブザーバー、外部観察者から1人ずつコメントを述べる
そして面接者とオブザーバーは全員が「友情ペーパー」と称する評価ペーパーも提出
講師は司会をつとめながら最後にコメントする
全員が面接を受ける人の入室から退室まで態度や動作をよく観察をして、的確なコメントを述べる

35人一人ひとりに同じような模擬面接を行っていって4時間以上も緊張感を保ちながら続けることができるかどうか心配したが、余計な心配であった

40歳過ぎの受講生があがりながら、そして緊張しながらも必死になって模擬面接をする様は独特の空気を醸し出す
それまでは、堅い表情で講義を受け、書き込み作業をしていた受講生が、模擬面接のときはそれぞれの個性や人柄や癖を出してくれる
人間性が垣間見える。親しみを感じ、場が和む

求職活動を再就職だけを目的とせずに、求職活動を通じて一人ひとりが成長してより豊かな人生を送れることを期待しながら4日間のセミナーを終えることができた

受講生全員の一日も早い再就職を祈る

このセミナーの講師役はあと2回予定されている
体調の管理に気をつけてあと2回やり抜きたい


2009.04.26:choro
[2009.04.26]
セミナー お疲れ様でした。 (2期 No.0231)

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