choro note
▼フォーラム開催、「心のやすらぎと自立支援」
「キャリアネットワーク」という任意団体がフォーラムを開催した
11月29日、14:00〜17:30、場所は仙台戦災復興記念館
キャリアネットワークという団体は5年前に志を同じくするキャリアカウンセ
ラーの仲間が集まって作った団体である。当初は20名ほどであったが今は宮城
山形福島3県にまたがって約30名。最年長ということで私が代表を仰せつかっている
活動の目的は@親睦を深めるA会員の質の向上をはかるBよりよい社会作りの
参加していく、の3点
勉強とカウンセリングの毎月1回の恒例の会、お花見、芋煮会、忘年会などの
懇親会、それに毎日のメーリングリストでの情報交換と相互研鑽を行っている
今回のセミナーは年1回の恒例の行事。今まで気仙沼、山形、酒田、仙台と4回
開催してきて今回で5回目である(男女共同参画団体などからの協賛や、東北
産業経済局、労働局などの後援を得ている)
今回の講師は佐藤初女さんという方にお願いした
青森県いわき山麓に「森のイスキア」という悩みや問題を抱え込んだ人たちの
受け入れ施設を主宰。
「食べることは命の移し変え」と提唱して、国内外で「おむすび講習会」や講
演活動を続けている。地域に密着した多年にわたる教育・福祉活動により、ア
メリカ国際ソロプチミスト協会賞や国際ソロプチミスト女性ボランティア賞などを受賞している
なんといってもその名を知らしめたのは「ガイヤシンフォニー」という映画の
2巻目に取り上げられたことである。私も10以上前に東京で観て感動した
初女さんは86歳の高齢であるが元気である。弘前から仙台まで4時間かけてバ
スでこられ、仙台で3日間連続講演活動をされている
今回は150名の会場で130名を目処にして案内したがちょうど130名の参加者で満席
初女さんが40分講演し、その後質問表を見ながら初女さんがそれに一問ずつ答
えていくという形式をとった。前もって質問表配り、質問を書いてもらってそ
れを集めて初女さんに手渡すのである
今回は初女さんのフアンは高齢者が多いのではないかと思ってやったが、集ま
ったのは圧倒的に20代30代の女性
質問が少ないのではないかと心配したが余計な心配であった。全部で20通ほど
の質問がでた。初女さんはそれに丁寧に、丁寧に答えてくれた
回収できたアンケートの80枚ほどで回収率も良かったが、書いてあるのは「初
女さんのお話が良かった、身に沁みた、質問に丁寧に答えたくれた一言ひとこ
とが納得できた、元気をもらえた」、というようなものばかりだった
初女さんの話し方は、遠野の語り部のような口調である。ご自分が体験され、
ご自分が思っておられることを、ご自分の言葉で丁寧に話してくれる。その姿
勢が若い人たちの心を打つのだろうか
講演が終わると初女さんは一人一人と握手し、言葉を交わしてくれた
講演会終了後、我々の懇親会にも参加してくれた
楽しい食事をしながら、今度はわれわれの質問に丁寧に答えてくれた。われわ
れも元気を貰った。
講演会終了後、恒例によって20名ほどの希望者に対してのカウンセリングを行
った講演会会場で記入してもらったアンケートにカウンセリング希望者が14名
(12月13日行う予定)カウンセリング希望者は多い
公の場所での相談よりもまずは身近に悩みを聞いてくれる場所を求めているのだろうか
「キャリアネットワーク」として今後とも現場を大事にし、草の根運動的活動
を活動方針にかかげ、このようなフォーラムも開催していきたいものである
画像 (小 中 大)
2008.12.01:choro
⇒HOME
(C)
powered by samidare