choro note

▼「やはりガンの疑いがあります」と言われて

金曜日に行ったMRIの結果を聞きに、女房と二人で大学病院外来に行ってきま
した
1時間以上も待たされて結果は「やはりガンの疑いがありですね」というお言

覚悟をして行ったので「ああそうですか、次はPETですね」という会話の流れ
になりました

その前に、女房が一緒だったので、Drは今までの経過をきちんと女房に話して
くれました
それだけでも女房と一緒に行った甲斐があったというもの

「ではPETの予約をしましょうね、10月6日10時からということにしましょう」
「PETで最終判断をされるのですね」
「組織をとって検査という手もありますが、PETで大体わかるでしょうー」

「PETでガンと診断が下された場合、抗癌剤の投薬を考えます。東北大学では
いま抗癌剤の治験をやっております。点滴剤のジェムザールを使う、内服薬の
TS1(ワン)を使うか、両者の併合にするか、3つの選択があります」

まだガンと決まったわけでもないのに、話はどんどん先へ進んでいってしまい
ます

点滴は毎週1回外来で採血検査をしたあとに点滴ルームに行って1時間かけて行
うのだそうです
膵臓がん用に開発されている薬品はすくないので、TS1かジェムザールのどち
らかが効いてもらわないとバンザイになるらしいのです

最後に今まで気になっていた二つのことを聞いてみました

一つは、再発したとすれば、私の術後の生活態度がよろしくなかったからか?、ということ
良かれと思って仕事を続けることを選択しました。仕事以外にあちこちと出か
けては酒も飲みました
久しぶりに会った友人と話が弾んでつい深酒もしたこともあります
そんなことをしているから再発したのだろうか!と気になっておりました

Drの返事「関係ありません。あなたの健康状態については毎月きちんと診てお
りました。腫瘍マーカーも異常なしでしたし、見た目にも元気がありましたか
らね」

二つ目は、最近疲れ気味になるのは、肝臓に転移したからか?、ということ
Drの返事「関係ありません。疲れやすいとすれば、加齢のせい、季節の変わり
目のせい、気持ちの持ちようのせいではないでしょうか」

手術後1年5ヶ月、今にして思うと少し生き急いだ感があります
仕事で遠方まで出張したり、立ちっぱなしの仕事を5日間も連続してやった
り、同級会やなにやらで秋田、札幌、宇都宮などへもでかけたり・・・酒も飲
みました

ガンを意識し、死を意識したせいでしょうか、少しいやり過ぎの感もあるのです
でもものすごく濃縮された充実した1年5ヶ月でした

術後の不安を感じながらも、自分のやりたいことをやり続けてこれた自分をほ
めてやりたいという思いです
またそのように生きさせてくれた女房、家族、仲間の皆さんに感謝したいと思います

ですから今日は「ガンの疑いがあり」といわれたのに、ほっとして帰ることが
できたのです

また明日から新たな気持ちで頑張っていきます






2008.09.22:choro
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