choro note

▼映画「崖の上のポニョ」

ベネチア映画祭で受賞する前に見ちゃおう〜というわけで女房と二人で観てきました
後半のほうは例によってちょっと難しくなりましたが、今までの宮崎アニメよ
りはわかりやすいストーリーです
アンデルセン童話「人魚姫」をモチーフにしとか
人間になりたい魚と少年の心温まる交流を描いているファンタジーです

手書きの手法で作り上げたのだそうですが、絵がものすごくきれいでかつ迫力があります
崖の上にある家の風景、押し寄せる荒波、海中の魚など、きれい、きれい
いつもの久石 譲さんの音楽もいいですね 特に主題歌が

ポニョはかわいいですよ〜
宮崎さんの会社の社員の子どもがモデルとか・・
躍動感にあふれています

5歳の少年、宗介君もまたかわいいですね
うちの女房は宗介フアンになりました
私はポニョフアンに

先日NHKの「プロフェッショナル」で宮崎 駿さんがとりあげられました
創り上げていく途中の裏側の苦悩がこれでもか!とばかりに写し出されていました

そうか、感動を分け与えてくれるアニメはこんなに多くの人達の想いと情熱が
あって創り上げられるんだということを教えてもらいました
特に宮崎 駿さんの身を削るような思いと作業の描写からは、得体の知れない
大きなエネルギーが放出されて、私のアニメ観が変えられてしまいました

今までの宮崎 瞬さんの作品には母親が不在だったそうです
今回は宗介という少年に自分を託し、トキというおばあちゃんに母親像をイメージして物語が作られています
宮崎 駿の母親は病身で、駿少年は母親に抱かれたり、おぶさったりすることは出来なかったのだそうです
その想いをこの映画に投影したのでしょうか

宗介少年がトキの胸に飛び込む場面を作るために悪戦苦闘している宮崎 駿像がNHKのカメラに収められていました

宮崎 駿、当年67歳  年齢を意識して母子関係を映画に取り込んだのでしょうか
巨匠も変化したのですね
これからもまたかわるのでしょうね

私は68歳 今、変ろうとしているのでしょうか

変るとしたらどう変ればいいものやら・・・

2008.09.06:choro
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