choro note

▼ライフキャリア(人生の生き方そのもの) A

前回はライフキャリアの提唱者であるハンセンという学者の理論のポイントを固めに紹介しました
今回はその追加として
「キャリアプランの6つの課題」と題してライフキャリアについて紹介させていただきます

「キャリアプランの6つの課題」
1)広い視野にたちキャリア選択を行う
このキャリア選択は世界、社会、環境の問題やニーズを解決するために役立つ
ことができるか、といった広い社会的視点から行う

2)人生の「パッチワーク」を創造する
キャリア選択においては、「身体・心・精神性の3つの統合」が必要であり、
こうした全体的な要素を組み合わせ、適合させ、自分の「パッチワーク」を創造
する

○それぞれの人生役割がパッチワークのように縫い合わされ、組み合わされ統合
され「一つの意味ある全体」になるということで、キャリアが身近に感じられ
ます

3)男女の共同、共生を目指す
男女がよいパートナーシップを形成することによって、相互のキャリアが開発
され、互いに高めあえるような協力、共同が欠かせない

○男女共同参画社会活動の理念につながっていきます

4)多様性を活かす
人種、宗教、性別、年齢、身体的特性、能力、性格、嗜好など多様な相違が存
在している
このようなグローバル社会に置いて重要なことは、こうした多様性を認め、互
いの相違を大切にし、活かしあい統合する努力が欠かせない
創造性は違いがあるなかから、そこに生まれるのであり、互いに刺激しあい、
新たな発想で社会をたえず創造することが世界を豊かにすることに通ずる

○ 今、ダイバーシティという言葉で盛んに紹介されています
性別、年齢別など多様性を持たせたほうが個人の創造性が発揮され、組織が活
性化するというふうに受け止めています

5)仕事に精神的意味(精神性)を見出す
  仕事を通して社会に貢献し、仕事を通して精神的意味を見出すこと、人生の目
的をさぐり、自己の存在感を確認することができることが重要

○シャインという学者が従来の「外的キャリア」に対して「内的キャリア」の重
要性を唱えています。我々は今まで「外的キャリア」に重きを置きすぎたきら
いがあるといえます

○また「キャリアアンカー」という概念も取り入れました
自分のキャリアビジョンを持ち、キャリアをデザインする時に、重しとなる「ア
ンカー」が何であるかを認識すべきということです

6)個人のキャリア転換と組織変革に上手に対処する
終身雇用、一生一社でなく、 個人が自立的に自分のキャリアを選択し、自分
の人生の変化に柔軟に対応できるスキルが必要

○組織の論理と個人の論理の調和をどのようにはかっていくべきか
今までは組織の論理が強すぎたわけですが、これからは強い個人を育成するこ
とが強い組織を作ることにつながるという認識も出始めております
個人が自分の人生をどう切り開いていくかという視点で、主体性をもって働き
かけていくこことが求められています






2008.07.18:choro

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