choro note

▼月刊誌「ほんとうの時代」読者の潜在ニーズは


ゲストとして月刊誌「ほんとうの時代」の編集長が招かれ、講演をされました


懇親会場で、今後の月刊誌「ほんとうの時代」の狙う読者層と取り上げるテーマについて質問してみました
「ほんとうの時代」は50代から70代くらいをターゲットとしています
従って取り上げる企画は健康、お金、生きがいの3つがメインとなっています

私は「中高年齢者雇用福祉協会」という団体の講師をしております
派遣先でのメインとなるテーマは、「ライフプラン作成」です

ライフプランは、経済プラン、キャリア開発(生きがい)プラン、健康プランの3つに分かれます
それは、人生の3大不安として@貧乏、A孤独、B病気、を取り上げ、おのおのに対して不安解消のためのプランを作成させていきます
キャリア開発プランは、職務キャリア開発(働きがい)と生活の仕方キャリア開発(暮らしがい)とに分け両者を統一して「生きがい」としております

経済プラン、キャリア開発プラン、健康プランは相互に関連していって、いわゆる人生の生き方そのものと言われる「ライフキャリア」につながっていきます
また職務キャリア開発プランと生活の仕方キャリア開発との調整は、最近良く言われる「ワークライフ・バランス」に結びついていきます

私達の世代は「成り行き任せ」的な生き方で「漂流者」としてなんとかやって来れました
でもそれは企業などの組織の中で企業の価値観などに依存した生き方でもありました
ある心理学者は我々のような精神構造を称して「中空構造」といいました
本来は「自分・自我」がいっているはずのところに「組織名、肩書き、組織の価値観」などを詰めて生きてきたので、退職でそれらがなくなると、中は空っぽであるというのです

空っぽにならないように定年前に「入れる物」探しを促すのが「ライフプランセミナー」なのでしょうか
定年前にあわてて詰め込もうとしても難しいのですが・・・

定年退職者層をターゲットとしている月刊誌「ほんとうの時代」も同じような考え方で企画を組んでいるように思われます
3大不安をネタとしての企画はマンネリ化の傾向にあります
編集長も潜在ニーズの発掘にやっきになっていることでしょう

その編集長に、酒の勢いを借りて「団塊の世代以降の退職者には、哲学・倫理に関するニーズ」「社会に関わっていく方法として、NPO立ち上げに関するニーズ」があるのではないかと?と大胆に問いかけてみました

編集長も受け止めかねていました
話はあっという間に懇親会の闇の中に消えていってしまいました


2008.07.01:choro

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