choro note

▼小学校時代の同級会

先日、故郷秋田で小学校時代の同級会を開催しました
3年前に50余年ぶりに開催し、その後3回開催してきました
今回は昼食会というスタイルでの同級会でした
先生を含めて総勢12名(男6、女6)
先生は85歳になりますがお元気です
立派に挨拶をされたあともグッドタイミングで話を挟みます(お耳も達者なのです)
小学校が開校120年記念という話を耳にした先生、すっと立ち上がって突然校歌を歌いだしました
一番をまるまる大きな声で歌いきりました
先生、歌い終わって気がつきました
「あ!これは旧制中学校の校歌だった」!  と
爆笑、爆笑、ブラボーおらが先生!

7階の窓から千秋公園が一望できました
それを御覧になって、先生は語りだしました
先生をしていた満州からソ連へ送られて3年間抑留され、ようやく帰還ができて秋田へ着いたその時、人ごみを避けて一人駅裏から千秋公園に向かい、街並みを眺めて涙にくれたお話

68歳の男女11名、胸でしっかりと受け止めました

一人ひとりのお話も会を重ねるに連れて深く広くなってきました
義理の親を6年から8年介護をし、無事看取ることができた
それを終えたときから夫の態度が変わってきた
今が私の青春時代    などなど  

小学生時代の貧しさも話に出るようになりました
高校にいけなくてぐれかかったとか・・・

今だから自分を見つめなおして、自分のことを素直に語れるようになったのでしょう、聞けるようになったのでしょう
自分だけが難儀したわけではないんだ
人の話のなかに自分が映っている、自分が見える

そんな濃密な小時を過ごしているうちに、お互いに対する新たな懐かしさがこみあげ新たな感情がわいてきます
不思議な元気をもらいます

たかが同級会、されど同級会 です

2008.06.23:choro
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