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8/27 #67 大川藤雄先生の詩と絵画

  • 8/27 #67 大川藤雄先生の詩と絵画

上の絵のタイトルは「たそがれ」西山の景色です。 致芳小学校にはたくさんの素敵な絵画や書が飾ってあります。その中で、毎日のように見入ってしまう絵や詩があります。大川藤雄先生から寄贈していただいたものです。平成8年ごろの作品があることから、このころ交流があり、ご寄贈いただいたものだと思います。その中の詩を紹介します。

「雲」  田植の終わった田圃に 畔を越えるほど水が張られて 自慢げに水面が光る この豊かさ この地に充てるもの 皆んなもここへきて見るがいい この田圃にみなぎる水に はやい夏がきて あの入道雲が浮かぶって寸法さ

話してみるがよい その入道雲は 海を渡って 遠い東南アジアから 少しづつほんの少しづつ 移り気な雲を集めて この国までの旅を続けてきたんだ

両の手を高々とあげて 夏を迎える歌を唄おう 早く唄は(わ)ないと 苗が育ってしまって 夏雲の映る水面がかくれてしまう     雨耕山人(※大川先生が詩を書く時の名前)

この詩に寄せた言葉も残っています。 「平成3年4月に帰郷したおりに、フラワー長井線の「白兎駅」に下り立ち、プラットホームから田植えの了った(終わった)ばかりの水田の広がり、漲る(みなぎる)水面の豊かさに詩情が湧き、作詞したものです。…私には精一杯のふるさと賛歌です。どうか学童(子ども達)に読んでもらってください。そして、自分たちがどんな素敵なところに住んでいるのかということを感じとってもらえればこんなにうれしいことはありません。平成8年8月8日 大川藤雄 号 雨耕山人 致芳小学校ご一同様」

その言葉にはふるさとを愛す心があふれ、一度ふるさとを離れたものだからこそ感じる素晴らしさを子ども達に今のうちに感じてほしい、その目で見ていてほしいという願いが込められています。そして、イタリアを旅して書いた絵の中では、たんぽぽ・わかたけの子ども達に向けて世界の広がりと外国にも羽ばたいてほしいという大きな視野も教えてくださっています。その絵の前に行くとふっと時が止まるような感じがします。

2020.08.27:chihoushou:[致芳小ブログ]