中国「新常態」という異常事態
「新常態宣言」とは、中国の経済衰退宣言、社会不安定期突入宣言 ともいえる。 鄧小平は改革開放推進の際に、『石をなでながら河を渡る』と言う表現で、 市場経済と計画経済、社会主義と資本主義の矛盾に関わる先鋭的論争を 回避したが、今の中国の状態は、川底の石を確かめながら前に進むどころか、 とうに川底に足がつかない河の深みにはまっておぼれかけている。 その現状について、「新常態」(おぼれかけている)だと追認した。 この深みにはまった中国は独自の泳法でもって自力で河を泳ぎ切って こちらの岸につくのか、それとも引き返して元の岸に戻るのか。 もちろん途中でぶくぶくと沈む可能性だってある。 それを周辺国として、どう眺めるかが、問われるかもしれない。 手助けしたほうがいいか。手助けしても感謝されるどころか、 岸にたどりついた相手に、いきなり殴り倒されることもあるわけで。 日経ビジネス 福島 香織 ジャーナリスト 今の中国を的確に表現していると思います。手助けしても、しなくても 日本への影響は甚大ですね。
2015.03.11