「毘沙門」の和食コラム

「毘沙門」の和食コラム
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あけまして おめでとうございます。

今年初の和食のコラムとなります。

”真っ白に雪化粧をした”などというと、とてもキレイに聞こえますが、毎日雪片付けに労力を使い、大変な日々が続いています。

そんな厳寒の中、白鷹町のヤナ公園では、冬季恒例のアユの寒風干しが行われています。
厳しい寒さの中で、日に日にうま味が増していくという物ですが、二十四節気の「小寒」に当たる5日に作業を開始して
体長約20センチのアユの内臓を取り除き、酒と昆布だし、塩を混ぜて作ったタレに漬け込んだ後、軒下につるし、5日ほど寒風にさらすと、水分が抜けて、身が引き締まり甘味が出るそうです。

さっと焼いて食べると おいしいのですが、焼いた後に熱燗を注いで アユ酒にしたり、炊き込みご飯にしても おいしいといいます。

2月中旬まで繰り返し作業が、続くそうですが、寒い冬だからこそ 美味しものを作りだす事が出来るんですね!!


そうかと思えば、もう新春の食材もあります。

山形県が育成し、品種登録された、フキノトウの新品種!!
「春音(はるおと)」 です。

何とも春らしいネーミングですね。

「春音」は、球型や卵型で、身が固くしまり、赤みが少ないのが特徴です。

育苗した株を春に定植し、晩秋に掘り出して保存し、1〜3月の需要期に合わせて促成栽培し、収穫するのだそうです。

県内で統一して高品質のものを出荷し、全国トップクラスのシェアを目指し
約130戸の農家の方々が取り組んで出荷態勢が整ったということです。

天ぷらやフキノトウ味噌など春の香りを早く楽しみたい気分になりますね!!


そして、こちら天童では、白一色の外とは反対に真っ赤なサクランボが
初出荷されました!!

超促成栽培に取り組んでいるビニールハウスで真っ赤に色づいた「佐藤錦」
が摘み取られ、東京大田市場で1箱(500グラム)、12万円という
最高値がつき、なんと!!一粒あたり、1760円程度になるというので
驚きです!!

さすがは、サクランボ王国の山形県です☆☆☆

初夏の楽しみを新春に!!という事で御祝儀相場の お値段だそうです。

2戸の農家の方が頑張って 夏場に鉢に入れたサクランボの木を
巨大冷蔵庫で保管し、温度2〜3℃の ”冬”を体験させた後、
温室ハウスに移し、ボイラーを使って 日中の温度が、最高25℃になる
”春”を再現し、丹精を込めて育ててきたサクランボは、例年より
着色が良く、量も若干多く、一粒一粒 丁寧に収穫されました。

雪一面の屋外が別世界のような ハウスの中は
真っ赤なサクランボで一杯だそうで、なんだか想像しただけでも
ほんわかした気持ちになれますね!笑。


さまざまな食材が沢山ある中、
今が旬の冬の野菜は、寒さに耐えて グッと中に栄養を取り込み
甘味もいっぱいです。

ぜひ皆様、鍋などで 野菜をたくさん食べましょう!!


そんなときは、やっぱり”毘沙門のすき焼”がいいですよねぇ〜☆☆☆

旬のレンコンと甘味たっぷりの白菜などが、たくさん食べられますよ!!!

そして、体の中から あったまって 寒さを吹き飛ばしましょう!!!




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