山形市制施行135周年・山寺芭蕉記念館開館35周年・芭蕉生誕380年記念
特別展「芭蕉とその時代 ―江戸時代の文学・芸術、そして旅―」令和6年11月2日(土)〜12月16日(月)(休館日:水曜日(11月13日を除く))
芭蕉の生き方、感性に影響を与えた、江戸時代の文学・芸術、そして旅の一端をご紹介します。
☆見どころ☆
〇県指定文化財1点、市指定文化財4点を含む松尾芭蕉の直筆17点(常設展を含む)を一挙公開します。
〇「芭蕉書簡(出羽三山関係者宛)」は複製で展示している芭蕉の書いた「天宥法印追悼句文懐紙」に芭蕉が訂正を指示しているもので、その訂正の経緯を明らかにした貴重な資料です。人気テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」で芭蕉直筆であることが判明した資料として知られるものです。
〇与謝蕪村の写実的絵画の技量が遺憾なく発揮された市指定文化財「黄石公図」と、蕪村のもう一つの作風である情感漂う画風で描いた「雪中双鴉図」を共に展示。蕪村の表現の幅を実感することができる展示となっています。
☆関連企画☆
〇11月10日(日)13時30分から学芸員によるギャラリートークがあります。事前申し込み不要です。充実した内容となっています。ぜひご覧ください(^^♪
第31回文化セミナーが開催されました
11月2日(土) 江戸の「お勉強」「芭蕉たち文学者はどうやって古典の知識を身に付けたのだろうか?」山本陽史 氏(山形大学名誉教授・放送大学山形学習センター長)を講師に迎え、芭蕉が人との関わりの中で知識を深めていったことなどを江戸時代を前期と後期に分けてお話をいただきました。芭蕉の亡くなる直前の蔵書が4部だったこと、また、江戸時代の庶民がどんな本をよんでいたのか、版本などに触れながら、大いに盛り上がった回となりました。次回は、11月9日(土)の開催です。
↑ 特別展「芭蕉とその時代ー江戸時代の文学・芸術、そして旅ー」出品目録はこちら
11月3日(日・祝)「文化の日」は入館無料の日です。(高校生以下、及び障がい者手帳をご提示の方は常に無料)現在、特別展「芭蕉とその時代」を開催中です。是非お越しください。
山寺芭蕉記念館開館35周年・芭蕉生誕380年記念
特別展「芭蕉とその時代−江戸時代の文学・芸術、そして旅−」
会期:11月2日〜12月16日 (休館日:水曜日〔11月13日を除く〕) 江戸時代の俳人松尾芭蕉は、元禄2年(1689)の「奥の細道」の旅を経て、「不易流行」の俳諧理念に到達し、元禄7年、日本文学史上に残る紀行文『おくのほそ道』を完成させました。 江戸時代は、諸街道や航路の整備、物資流通の活発化などにより、庶民の間でも旅が一般化します。文学も雅俗が共存する多様化・大衆化の道をたどり、下級武士や町民なども文学の担い手となっていきます。また、茶道や文人の書画が独自の文化を形作りました。そうした中、俳諧の分野では、全国的に影響力があった流派「貞門」の北村季吟に学んだ松尾芭蕉は、それまで言語的遊戯であった俳諧を芸術の域まで高めたのでした。 本展では、芭蕉の生き方、感性に影響を与えた、文学・芸術、そして旅の一端をご紹介します。芭蕉文学を理解する手がかりとしていただければ幸いです。
関連イベントギャラリートーク日 時 令和6年11月10日(日)午後1時30分から(約25分)参加費 入館料400円のみ(高校生以下、及び障がい者手帳をご提示の方は無料。) 〔事前申し込み不要〕
山寺感謝の茶会開催します
令和6年11月23日(土) 午前10時〜午後3時まで
山寺地区の方々に感謝の意を込めて行うお茶会です。
当日は、一般のお客様も芭蕉堂でお抹茶をいただくことができます。(有料)