朝日町エコミュージアム

▼旧高田家住宅

 新宿の古い家がどれも大きいのは、屋根裏が養蚕の蚕室として使っていたからだ。今ではめずらしい建物になるのかな。私らは珍しいとは感じないな。
 ここは高田さぜんじさんという名主をつとめた方の家で、蚕の「種屋」で方々に知られていた。現在は今井左官屋さんが住んでいる。総二階の上に梁の上があるから三階分ある。もともとは茅葺き屋根だった。昔は屋根葺き屋さんがいた。時代が下がってくると萱が買えなくなって茅葺きはなくなってきたんだ。萱を買うとすれば仙台のほうから持ってくるとかしなければならなかった。屋根葺き屋さんも少なくなった。 
(お話 : 熊谷與志雄さん 取材 : 平成17年11月6日)

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2009.04.13:朝日町エコミュージアム協会

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