朝日町エコミュージアム
▼大谷の風神祭
大谷の風祭は、今から250年前、宝暦年間(1751〜1764)に始めたといわれ、町では最も賑やかな夜祭りです。
立春から数えて二百十日目、この頃は大暴風雨による農作物の被害が毎年のようにあり、この風水害を鎮め、豊作を祈願する行事が風祭で、毎年二百十日の前日8月31日の夜、盛大に行われます。
祭当日、家々では、御神灯と書いた四角の田楽提灯(でんがくちょうちん)を門口に立て、御神輿が通る道筋から家々の玄関まで、清浄な盛り砂をし、縁側に机を置き、灯明・花・赤飯・果物そして初穂料を供え御神輿を迎えます。
行列は、毎年決められた順序により、夜七時の花火を合図に白山神社を出発し、2時間かけて村中くまなく巡行します。
江戸時代から続く打ち上げ花火は、行列に合わせ夜空を彩り、40店余の夜店も立ち並び、招待客と近辺からの参詣客で、大通りは身動きできないほど混雑します。
車に飾り付けした各区(1〜6区)の屋台は、毎年趣向ををこらした出し物が披露され、観客の拍手喝采を浴びます。
大谷の風祭は、子供からお年寄りまで地区民総参加により、250年の歴史と伝統を継承しながら、大谷地区の融和と活性化に貢献しています。
(堀敬太郎氏資料「大谷の風神祭」より抜粋)
※写真は屋台の寸劇風景/撮影 堀敬太郎氏(大谷一)
→大谷風神祭をもっと楽しむためのリーフレット
→二百十日頃の稲作について
→大谷風神祭の歴史
→風神祭の神事
→提灯行列の思い出
→田楽提灯の絵付けについて
→田楽提灯作りのアドバイス
→角田流大谷獅子踊
→大谷獅子踊りの由来
→大谷獅子踊り保存会について
→大谷獅子踊りの思い出
→代々神楽(獅子神楽)と天狗について
→風神祭の屋台について
→各区の屋台 こだわりと見所
→大谷の花火の歴史
→大谷の花火打ち上げ
→空から人形、人形傘花火
→風神祭の露店
→消防団の役割
→風神祭のお供え物
→大谷風神祭の特異性(基調講演)
→大谷風神祭のこれからを考える(バネルディスカッション)
→関連書籍 小径第15集『大谷風神祭』
→白山神社マップ
→秋葉山エリア(大谷)
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2009.04.21:朝日町エコミュージアム協会
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