あるLABO
▼どうなるの?
消費者物価指数が上がって、日銀がゼロ金利政策を解除しようとしているらしいが、このところ景気が回復している実感がない。消費者物価指数が上昇したのも、原油価格の高騰を反映して製品価格が上昇したものと思われ、景気が回復しているからではないと思う。
ところで、ルノー・日産企業連合が、世界最大手のGMと資本提携か?との見出しが新聞紙上を騒がせた。GMの経営不振が事の発端であるが、日産はGMと資本提携してメリットがあるのだろうか?
現在の日産は、arulaboが分析する限り、ゴーン改革直後のような魅力的な新車の投入が少なくなり、日本国内での自動車の販売シェアが減少し、世界販売台数も伸び悩んでいる。一番の問題は、トヨタやホンダより環境技術についてのアピール及び実現している数が少ないことである。
日産の収益力悪化が懸念される中でのこのたびの話。
GMがアメリカ国内で生産協力しているトヨタからの技術提供を目論んで、その環境技術までも利用する意図があるとすれば、やはりカルロス・ゴーン、侮り難しである。
2006.07.09:arulabo
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