鉄筋とコンクリートは、おしどり夫婦
続いては、基礎工事です。 写真は、基礎に必要な鉄筋を配筋しているところです。 基礎には、鉄筋コンクリートを使います。 その名の通り、コンクリートの中に鉄筋を入れた構造です。 鉄筋とコンクリートは、とても相性がよく、まるでおしどり夫婦。 コンクリート は、圧縮力にはとても優れていますが、引張り力にはとても弱い。 そこで引張り力に優れた鉄筋が、その弱点を補います。 しかし、 鉄筋 は酸化すると錆びてもろいため、アルカリ性のコンクリートが優しく包み込みます。 しかし、それだけではありません。 非常にきびしい四季の温度変化にも、ひび割れずに一体でいられるのは、熱変化による膨張の度合いを示す 線膨張係数 がほぼ同じためです。 (鉄筋とコンクリートの線膨張係数は 1×10 -5 /℃。アルミはその2倍。ステンレスはその1/10。) 神が与えた、奇跡とでも言うべき偶然です。 現代建築を大きく飛躍させた鉄筋コンクリート造は、この奇跡なくしてはあり得ませんでした。
2004.11.10