さがえ九条の会
▼知ってました『共謀罪』?
ジョークひとつで懲役刑という『共謀罪』
国際的組織犯罪条約批准の下準備の為、今政府によって国内法の整備が進められています。ところが、この中で新設されようとしている『共謀罪』は、現行の刑法の枠組みを大きく越える、憲法無視のとんでもない法律なのです。
現行法では、実行行為をなした「組織犯罪」について『共謀共同正犯(刑法60条)』 を課しています。ところが、今回の『共謀罪』は、4年以上の懲役刑を規定している犯罪について、実行行為がなくとも、話しあったり相談したりするだけで懲役3〜5年の刑罰を科すというのです。
この法律の適用に当たっては、実際に犯罪が行われたどうか、本当に実行する意志があったのかは一切関係ありません。例えば、労働組合で「逃げ回っている経営者に直談判をやるか」と協議しただけで、反戦団体が「アフガニスタンを爆撃している米軍基地の実体を詳しく探ろう」と相談しただけで犯罪とされてしまうのです。居酒屋で酔っぱらって「あいついっぺん殴ってやるか」と放言しただけでも、『共謀罪』として逮捕され、投獄されてしまうのです。
違法な行為は考えても喋ってもいけないという法律は、憲法で保証された「思想・表現の自由」を奪うものです。また、この法律が「団体規制法」として労働組合や反戦団体へ恣意的に適用され、弾圧に利用されるのは目に見えています。「結社の自由・団結権」は踏みにじられ、形骸化してしまいます。
これは戦前の治安維持法や戦後の破防法をはるかに上回る憲法違反の結社禁止法・人権抑圧法なのです。詳しくは、こちらのサイトへ…↓
http://see-saw.way-nifty.com/shidaraden/2005/10/post_bc56.html
〜S生〜
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2005.11.22:aone
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