米沢のはぐれ観光情熱系

▼相良人形

先日、仕事で相良人形の製作元相良さんのご自宅兼作業場にお伺いしました。
相良人形は米沢の中興の祖 上杉鷹山公の家臣であった相良清左衛門が始祖で、鷹山公が産業振興のひとつに作らせたもの。東北三人形に数えられています。

それを現在でも直系の相良さん(7代目)が信念とこだわりを持って伝統を引き継いで作っております。
ちなみに相良清左衛門は米沢の成島焼の始祖でもあるんです。
武士でありながら、とても器用な方だったんでしょうね〜。
相良清左衛門に関した文献もいつか調べてみたいものです。

以前も紹介しましたが、おととしには、全国観光ポスターコンクールで米沢市の相良人形を題材にしたポスターが最高賞を受賞。※過去の関連記事

相良人形がずらっと並べられている作業所の光景は見事です。
県外のファンの方などは、わざわざ訪れて購入されていくそうです。

表情がすごくいいんですよね〜。
私も思わず2つ購入してしまいました。「夕涼み」と「甚平」

パンフレットに掲載されているものが70種類くらい。
この他にも現在も型として伝えられている種類は200種類近くあるそうです。

相良さんは、かたくなに伝統を守り、引き継いできた方。
その伝統を守り伝える姿というのはひたむきであり、想像しがたい努力というものがあるのだと思います。

広く県外に知ってもらいたいですし、市民の方々にも知ってもらいたい。
でも、こういった方はあまり外に出たがらないというか、自分からは積極的にPRしようという
動きというのはとりにくいと思われますので、やはり我々地元の人たちが家に飾るとか
県外の人へのプレゼントに選ぶとか、ホームページで紹介するとか

相良人形だけではなく、笹野一刀彫もそうですね。米沢織ももちろん、米沢箪笥、成島焼、刺し子、独楽、伝統こけし、近代こけし、下駄、打刃物、えんじゅなどの木工芸、林さんの組子照明、つる細工、牛やさんの帆布バック・・・いや〜米沢には伝えたい魅力的なものがたくさんあるんです。

その魅力的なものをどんどん伝えられるよう、このブログでも陰ながら紹介していきたいです。


山形大学付属博物館の紹介ページより
「米沢の子どもたちのために安価な土人形をとの思いで相良人形の製作を試みたという。
相良人形は江戸から明治にかけて数多く作られ、中でも江戸期のものは古相良(こさがら)と呼ばれる。太鼓叩きの眼に注目すると三角形であることがわかるだろう。この三角眼(さんかくがん)は古相良の特徴とされ、眼と眉を入れるのは代々当主の仕事であった。相良人形は素朴さの中にも気品があると評されており、武士が作った人形だからとも言われている。」


相良人形
〒992-0023
米沢市下花沢3-3-64
電話番号 0238-23-8382
FAX番号 0238-23-8382

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2006.07.05:aoki
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Re:山形市内で相良人形購入したいのですが (aoki)
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パンフレット (aoki)
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相良人形制作元の場所は (aoki)
[2006.07.05]
夕涼みと甚平 (aoki)
[2006.07.05]
陳列された相良人形 (aoki)

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