九里学園同窓会

九里学園同窓会
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昨年の9月20日、母校を会場に昭和46年から今春卒業までの歴代図書委員と懐かしい先生方45名が集まり、今年3月に退職された司書の大久保さんの労をねぎらう感謝の会を開きました。
当日は四日市市をはじめ首都圏からもお越し頂き、それぞれが高校生に戻っての賑やかな会でした。会場は学校のご好意で教室をお借りすることが出来、時間を気にすることなくゆっくりと旧交を温めることが出来ました。また、得意の分野を生かし、アレンジメントフラワーや看板など手作りで会場を飾り、誘導や受付は若い世代を中心に担当し、みんなで作り上げる会となりました。
芋煮とお弁当での食事会と美味しいお菓子でのお茶会の二部構成で、途中学校見学をして「懐かしい、懐かしい」と喜んで頂き、後半には在校生も駆けつけ、先輩方のパワーに圧倒されながら一層盛り上がりました。また、急きょ「百人一首大会」が始まるなど学校だからこそ出来る楽しみで時間を忘れる程でした。
こんなにも沢山の方々が集まられたのは大久保さんのお人柄あっての事と改めて感心し、世代を超え、時間を超えてそれぞれが、人生の大切なものを大久保さんから頂いたからこそ、今日まで歩んで来られたのだと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
途中になってしまった百人一首愛好家からは「大久保洋子杯百人一首大会をしようー」と本人の承諾なしに盛り上がっていました。

囲む会の写真集



HPへの掲載遅くなりましたことをお詫び言いたします。(同窓会HP事務局)


左(伊藤加奈子さん) 中(小山田先生) 右(海藤倫子さん)

伊藤さんと海藤さんはいずれも高校での担任は横山明良先生、部活はソフトボール部でした。また平成20年3月卒業です。

伊藤さん:今は米沢市内のレストラン「タマゲリータ」の厨房で働いています。九里での思い出は部活です。毎日、小山田先生に怒られていたのを思いだしています。みんなでソフトボールしてたのが楽しかったです。今では仕事ばっかりで、ソフトボールをする暇がないので、今部活をしている後輩たちには必死にがんばって欲しいです。

海藤さん:私は今、短大2年生で、食物栄養科で栄養士の資格取得のため勉強しています。現在は就職活動中です。九里学園では、3年間所属したソフトボール部で毎日仲間と練習し、とても充実した日々を送っていました。高校時代の思い出は今でも大切な宝です。


「La vie en rose〜めくるめくMの世界〜」

(すみません記事をいただいたのは昨年の12月でしたが、九里学園同窓会の怠慢で平成22年のUPとなってしまいました。かりんさんにもMさんにも読者の皆様にもお詫びいたします)

こんにちは、かりんベイベーです。お客さんに「人の新婚旅行ばかり手配しないで、自分の計画も立てないと」と言われたり「私がもう少し若ければお嫁さんにもらうのに」と70歳のお客さんに同情されながらも、日々頑張って過ごしております。今年も残り一ヶ月となりましたが皆さまお変わりないでしょうか。
さて、今回は北欧研修について書きたいと思います。
今回私が訪れたのはスウェーデン、ノルウェー、デンマークの3ヶ国。主な都市はストックホルム、オスロ、ベルゲン、コペンハーゲン。北欧は給料の約半分は税金になってしまいますが、その分社会保障がきちんとされています。特にスウェーデンは大学まで無料、出産も無料、18歳まで毎月育児金も出て、女性の国会議員も約半分いるという人権を尊重し人間が人間らしく生きられる国。男性同士の結婚も認められた国でもあります。
ノルウェーはとにかく自然が素晴らしい!フロム山岳鉄道とフィヨルド(氷河で削られた谷)クルーズを初め、音楽家グリーグが愛した街でもある世界遺産都市ベルゲン。ここで観た風景を私は一生忘れないでしょう。
デンマークは、アンデルセン童話で有名な可愛らしいおとぎの国。床も木で出来ている暖かみのあるコペンハーゲン空港は誰でも思わず微笑んでしまう、北欧観光の玄関口でもあります(成田から直行便有り)。
そんな国に私は日本からベイベーグッズ2点を持参して参加した。一つは2003年うたかたツアー書き込み式年間スケジュール手帳と(もったいなくて使えなかったが、今回人魚姫つながりで持って来た)もう一つは2009年レインボーマンツアーで買ったミッチーエコバックである。
今回の私の研修に対する意気込みは凄かった。何せ生プライベートミッチーに会う機会を棒に振ってまで仕事を選んだのだ。それなりの気合いと根性なくして帰国は許されない。私は至るところでメモを取っていた。そう日本から持って行ったあの全ページミッチー顔付きスケジュール手帳に。
そうしていたら、それを見ていた仲間一人から「それ誰ですか?」と声をかけられた。ミッチーと答えるとその周りから歓声が上がる。「ずっと気になっていたんだよね〜」「あ、私も私も」と場が沸いた。それから話がミッチーの話題へ。
「小森さん、私も実はミッチー好きですよ。ビデオ見てました! 」また添乗員さんも「私も半年間好きだったことある〜」とさすが人気者ミッチーである。気を良くした私はこの手帳に書いてある、ミッチーの顔付き部分を切り取り欲しい人へ先着順にて配った。みんなの嬉しそうな顔を見てミッチーへの愛を感じた。
もう一つのエコバックも持参して役に立った。何せ北欧はエコの国でもあるので、スーパーでお買い物をしてもレジ袋を渡してくれない。持って行くのが当たり前なのである。私は「持って来て良かった!ありがとう、ミッチー(ラブ)」と喜んでいたがこのバック、使う国を間違えるととんでもないことに!
仲間2人で買い物を済ませ、少し早めに集合場所へ行くと先に何人か集まっていた。「何買ったんですか〜?」と話していると政府観光局の方が私のこのバックを見るや血相を変えて言ったのだ。「こ、このバックどうしたのですか?ちょっとマズいですよ…」と。
どういうことかというと、北欧では7色の柄は同性愛の象徴とされており、このレインボーマンエコバックはその名の通りRAINBOW=虹を表して、7色の旗もこのバックに付いている。このまま歩いていると同性愛者に間違えられてしまうので、私は道中この旗を隠しながら観光する羽目となってしまった。その様子を見ていた男性陣から「ミッチーはノーマルですか」との質問を受ける。私はノーマルだと言うことと、ミッチーは今まで男性5人から告白されているが丁重にお断りしている旨を説明した。
それからもミッチーの話題はバスの車内でも続く。その内私のところにマイクが届き、ミッチーのリクエスト曲も出た。その曲がよりにもよってあの「桃色クラブ」である。ヒット曲の少ない(泣)ミッチーのナンバーの中でも、割りと知名度が高い曲なのだが、この曲はミッチーがいろいろいけない妄想・願望を抱く曲で桃色クラブとは=ミッチーのベッドルームなのだ。私個人的にはノリもいいし、大好きなナンバーなのでもちろん空で歌えるが、今ここで歌えと言われればさすがに躊躇する。車窓からはオスロへ向かうフィヨルドの大自然を背景に、JTBの方達や政府観光局の方、さらには男性までいるのである。さすがにそこまで自分を捨てきれない。一応嫁入り前の身である(まだあきらめていない)。申し訳ないが添乗員さんに「あの曲はシラフでは歌えません」とお断りした。
そんなこんなしながら8日間の研修は無事に終わった。最後の添乗員の挨拶を私は疲れきった頭でぼっーと聞き流していた。「……、このメンバーで集まって打ち上げをしたいと思います。団体名は小森さんが愛するミッチーにあやかって『桃色同盟』とします。その時には是非小森さんに桃色クラブを歌って頂きます!!」みんなの視線が私に集まりはっと我に返る。どうやらいずれは歌わなければいけない様だ。いつお声がかかってもいいように、秘かに振り付けを加えながら練習する日々であった…。


P.S.私事で大変恐縮でございますが、本年10月12日祖母が89歳で亡くなりました。 亡くなる数ヵ月前まで米沢市立病院でお世話になりました。病棟で看護師として働いている、同級生香織さんにこの場をお借りしてお礼を述べたいと思います。 冷静で知的な香織ちゃんなら痴呆も入った祖母を安心して預けられました。本当にお世話になりました。ありがとう!!
今度独身同士一緒に飲もうね(笑)。

遠藤英先生製作の「米沢城下の模型」


下のPDFでは拡大して見ることができます。
P8300008.pdf


先日、鷹山大学主催の「米沢城探検」に参加してきました。
講師はご存知、九里学園教諭の遠藤英先生です。
始めに、現在の地図に古地図を重ね合わせたジオラマで概要の説明がありました。
いざ!戦になった時に備えて城の向きを変え、「鶴翼の陣形」で町を構成し、考え得る全ての要素を盛り込んだ緻密な計算と各所に効果的に家屋・家来を配置して町全体がまさに要塞の様です、三又、生活に必要な治水と利水の素晴らしさ。測量機器も大型機械もなかったのに現代でも通用する設備になっていて、ただただ驚くばかりです。城下町としてお手本とも言える素晴らしい町並みに今まで何気なく見ていた景色が、戦国絵巻の様に目の前に鮮やかに広がりました。
その後、町に出て実際に堀跡や川、道、町並みを見て回りました、実際に見て回ることでその大きさを実感しました。前日までの曇天が嘘の様な晴天の中、時の経つのも忘れて歩き回り、次の日は少々足が重くなりましたが、米沢の語源になったお社や三の丸跡など再認識することが多くとても楽しいひと時でした。
現在放送の大河ドラマでは、人となりや偉業がクローズアップされ、お陰で米沢が歴女で賑わい活気づいたのは喜ばしいことですが、四百年後の現在でもそのままに暮らしていけるこの米沢を創った「直江兼続」の本当の凄さはこの町を見なくては語れないと思いました。そして、こんな素晴らしい町に住んでいる事を誇りにしたくさんの人にこの素晴らしさを発信して行きたいと思います。
今月26目には「夜の川中島」があります。春の川中島とはまた趣が違うのではないでしょうか。こちらも楽しみですね。
特派員 あらいぐま(昭和59年卒)
右側 渡部ひとみ(旧中川)さん (昭和58年度卒業 担任は遠藤利子先生でした)

心の健康づくり「自殺とセルフコントロール」のセミナーを米沢市南部コミュニティーセンターで開催するので、本校生徒にも紹介して欲しいということで、もう一人のスタッフの方とともに来校しました。

NPO watanabe hitomi.PDF
「セミナーの案内」チラシです、ごらんください。

母校を卒業後、色々な仕事を経て、介護福祉の仕事をさせて頂いております。現在、相生町にありますNPO法人きずなにて、訪問介護・看護・介護タクシー・生活援助事業・相談業務等を、同じ志の方々と共に日々邁進しているところでございます。
地域支援事業の一環とし6月には、伝国の社にて認知症のサポーター養成講座を開催し、九里学園の福祉を目指す生徒さんにも多数参加頂き開催。今回も10月10日に心の健康づくりセミナーのご案内に出向かせて頂いたところです。
現代社会、増加する「心の病気・欝」心が疲れると、誰でも気分が暗くなり長期に渡ると自殺へと発展する事も…。どうせ一度の人生なら、明るく楽しく過ごしたいもの。セルフコントロールで、身近な大切な人、そしてご自身のため。予防と心の健康づくりを行政だけでなく、若い人からお年寄りまで、地域をあげて予防支援の出来る米沢に成る様、お手伝いして行く所存です。このような活動が出来るのも、九里学園にて学んだ、礼と譲の精神の、お陰だと心より感謝しております。これからも、常に感謝と慈しみの気持ちを忘れず、人間の尊厳を信じ、自らの持てるカを発揮して、愛する世の沢山の方々に係わらせて頂き、少しでもお役に立てる人間に成れる様、努力して参ります。介護・福祉に係わらず、どんな事でもご相談受け賜り、これからも地域貢献に頑張って参ります。

絵の作者、神保先生は昭和59年・昭和60年の2ヵ年でしたが本校で美術の教師として教鞭をとっておられました。


原画展1

下記は本校での原画展の開催に尽力してくださった、遠藤岩根先生(本校の社会科で長く教鞭をとっておられました)の原画展開催にあたっての文章です。
      
ローマ教皇ベネディクト16世は、一昨年6月に、日本におけるキリシタン迫害時代に信仰をまもるために命を捧げられた殉教者の生き方を讃えて「福者」とされることを宣言された。福者とは聖人にいたる前段階とされる。そして昨年11月に、188人の殉教者が福者になることが許される列福式が長崎でとり行われた。その式典に間に合うように出版されたのがこの本である。
188人の殉教者は一つのグループではなく、全国各地でそれぞれ別の日に殉教された人たちであった。その中でもいちばん殉教者の多かったのは米沢における甘糟右衛門をはじめとする53名の信徒であった。
徳川家光は、第3代将軍の宣下を受けた1623年12月に江戸のキリシタン50名を火あぶりの刑に処した。このことはキリシタン弾圧に向けての断固とした自分の意思表示であった。このような江戸幕府に抗してきた米沢藩も、直江兼続を、そして景勝公を失って以後、幕府の厳しい姿勢に抗しきれずに、結果的に藩主定勝公は53名のキリシタン処刑を命じたのである。1629年1月のことであった。
米沢で行われた処刑は、よその藩でおこなわれた寒中の水攻めや熱湯による拷問等とちがっていた。それは武士として立派な最期を、あるいはキリシタンとしてのほこりを失わせることのない、全国に類を見ない、まさに上杉家の、直江兼続の愛をうけつぐ措置であったといわれている。
ところでこの本の原画を担当された神保先生はあとがきに「一人ひとりの人物を私なりに愛し始めていた。この本の作画にあたり、自信のもてるのはただそれだけ。力量不足の私には殉教者達の珠玉の魂には、はるかに迫り得なかった」と記しておられる。しかし私が何回か展示場当番していて閲覧者のかたがたの賛辞を多く耳にした。どの人物にも、愛を込めて書いておられる絵と文を読まれて涙される方も少なくなかった。さいわい英訳付きのこの本が海外を含めて、もっと多くの人々に届けて欲しいと主張された小学校の先生もおられた。
「絵本と呼ぶには内容がありすぎる。見事な迫真性をもって語りかけてくる」。「過ちを繰り返さないためにもいまこそ殉教者に光を当てねば・・」。「文良し、絵よし、見事という他なし」とコメントを寄せて下さった山形市在住の元学校長の文でこの本の紹介を終わりにしたい
2009.9(文責遠藤岩根)


原画展2

絵本は山形市内や米沢市内の各書店や米沢カトリック教会でも取り扱っています。
絵 神保亮   文 筒井義之    訳 千原通明 
出版 カトリック新潟教区  定価 2,100円
発行所 ドン・ボスコ社
〒 160−0004  東京都新宿区四谷1−9−7
TEL 03−3351−7041   FAX 03−3351−5430

9月20日から23日までの連休中、米沢カトリック教会で原画が展示されています。詳しくは、0238−23−1699までお問合せください。


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