12月2日(土)早朝、九里茂三先生が逝去されました。享年97歳
12月6日(水)御家族、近親者で密葬がとりおこなわれました。
平成30年3月18日(日)
午後1時より九里学園高等学校において「送る会(仮称)」を行います。詳細については後にお知らせします。
九里先生は
昭和19年 秋田県青年師範学校助教授に任
昭和19年 海軍予備学生として土浦海軍航空隊に入隊
昭和20年 海軍少尉に任じられ、その後九州針尾の海軍予科兵学校の教官に任じられました
昭和20年 終戦の後、米沢に戻られて山形県立米沢中学校(現:米沢興譲館高等学校)の国語の教師とし
て昭和36年まで勤務
昭和32年 学校法人九里学園 理事長に就任
昭和36年 米沢女子高等学校(現:九里学園高等学校)の校長、昭和54年開園の九里幼稚園園長として
教育に携わりました
平成2年、校長を退任され、学校法人九里学園の「学園長」の任に就かれました
九里先生は
平成11年 勲三等瑞宝章を受章
平成15年 第12回ペスタロッチー教育賞を受賞されました
ペスタロッチー教育賞とは
広島大学大学院教育学研究科では、平成4年、ペスタロッチー教育賞を創設し、今日極めて困難な我が国の教育状況の中で、優れた教育実践をおこなっている個人あるいは団体を顕彰しています。
本賞は,ペスタロッチー精神に通じた教育実践をおこなっている個人あるいは団体に光を当て、顕彰し、それによって現代の教育を見つめ直すきっかけとなることを期すものです。
「・・・九里茂三氏は、ペスタロッチーがそうであったように、自らの教育理念を自らの学園において実践し、(九里)学園の教育と経営に粉骨砕身してきた。九里氏の活動は、戦後から現在にいたるまで一貫しており、教育への情熱と子どもたちへの愛情に基づいた真摯な実践が、いま豊かな実りを結び、確かな成果を上げている。ここにはまさにペスタロッチーの精神と「教育の原点」が示されていると言えよう。九里茂三氏の長年にわたる多大な功績に対し、第12回ペスタロッチー教育賞を贈呈し、高く顕彰したい。」(広島大学大学院教育学研究科・教育学部ホームページより)
生前、九里先生は何よりも​「ペスタロッチー教育賞」の受賞を喜んでおられたとのことでした。
​謹んで 九里茂三先生のご冥福をお祈り申し上げます。