ダリア acocotlis note

▼ダリア(天竺牡丹)日記 Vol.354

◇ダリアの種子と球根C

・種子採取と、実生の育成
 種子によって品種改良を行うダリア。秋田国際ダリア園の鷲澤氏は毎年、多くの品種を生み出し続けている。今では国内で栽培されている品種の半数を鷲沢氏の改良種とも言われているが、20年間ほど前から種子採取し改良に取り組んでいる鷲沢氏は、多くの苦労から現在の品種改良技術を習得したと言っています。
 その鷲澤氏から、採取から育種までのポイントを聞いた。
@親品種より改良されて初めて新品種と言える。採取した種子の中から親より優れた性質をもった花を見つけることが必要であり、沢山の実生花の中から宝を見つける、眼を養うことが重要である。
Aダリアの専門書を開くうちに、優秀な品種を生み出す親種をいかに見つけることが大切であると記載している古書を発見した。ようやく、優秀な親の条件が解ってきた。
B品種固定していないダリア、実生を育てると様々な花が咲きだし、親勝りの品種の確率は低く。一重咲きや奇形花等、新品種に採用されないものがたくさん出てくる。まずは、多くの種子を採取し播種・育成することが大切である。

画像 ( )
2012.04.05:acocotori

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