ダリア acocotlis note
▼ダリア(天竺牡丹)日記 Vol.135
『ウイルス病の発生!』
昨年7月13日のVol.41でも紹介しました。ダリアの難病で天敵でもある「ウイルス病」が梅雨空の柔らかな光りの中で、見つけることが出来ます。
球根内に潜入していた「ウイルス菌」が、若草色の生育著しいこの時期にはっきりと病痕を表し、発病を判断することが出来るのです。
さて、ウイルス病は治療方法(特効薬)が無いため、その対策には抜き去り廃棄するしかありません。そして、梅雨のこの時期にやらなければならない重要な作業でもあるのです。
梅雨が明けると、日差しが強くなりそれに反応して、徐々にダリアは葉色が色濃くなってきます。その強い日差しが、濃い緑が判断を鈍らせ、また、その後訪れる冷涼な秋には、ウイルスがダリアの盛んな生育に潜んでしまい、病株の判断が出来なくなります。そして放置すると、翌年のウイルス病の蔓延を引く起こすのです。
ウイルス病をきちんと見極め、廃棄することがこの時期のとても重要な作業です。
写真は、黄化えそウイルス病の葉の様子。葉脈にそって黄色に染まります。
画像 (小 中 大)
2007.07.24:acocotori
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