ダリア acocotlis note
▼ダリア(天竺牡丹)日記 Vol.41
ウイルス病
ダリアの天敵はなんといっても「ウイルス病」
葉が縮れてモザイク状になる「@モザイクウイルス」と葉の葉脈に沿って黄変していく「A黄化えそウイルス」の2つに分けられます。
ウイルス病は、特効薬が無く抜いて廃棄するほかに対処の方法が無い、大変に厄介なものです。ダリアが嫌う、高温でじめじめする梅雨のこの時期に良くみられますが、秋になりダリアが元気を取り戻すと見えなくなってしまうことがあります。そのために「一瞬、直ったのかなー、と思ってしまうため」注意が必要です。
病株を掘り起こし保存してしまうと、分球などで他の健全な球根に手やはさみを通して、うつすしまうことがあることから、翌年にウイルス病が蔓延することが良く見かけられます。
さて、ウイルスは仲介者がないと移動できないため、被害の拡大を防ぐ最大の対処法は、媒介する昆虫の発生を防ぐこと(防除する)です。
ウイルスの媒介には、「モザイクウイルス」をアブラムシ、「黄化えそウイルス」をスリップス(アザミウマ)が関わっていることがわかっています。特に、スリップスは成虫がとても小さく、よく飛び回り周辺の雑草や芝生などと行き来をするため発見が難しく、対策が遅れがちになります。
(写真は、黄化えそウイルス病)
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2006.07.13:acocotori
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