ダリア acocotlis note

▼ダリア(天竺牡丹)日記 Vol.30

ダリアとジョゼフィーヌ

天竺牡丹日記ではナポレオン1世時代のダリアについて取り上げていますが、ダリアがその研究によって大きく変化し、社会に認められる転機が1800年前後のこの時代です。(天竺牡丹日記Vol.23)

花言葉『移り気』(天竺牡丹日記Vol.24)
ナポレオン妃となった「ジョゼフィーヌ」は、パリ郊外のマルメゾンの邸宅にバラやダリアの珍しい品種や各地から集められた草花を植えていました。
特にダリアはお気に入りで、満開のころにたくさんの客を招いて園遊会を開いていました。ある日のこと、侍女の一人が大きく開いたダリアを指指し、「私に分けてくださいな」と言うのです。
しかし、ジョゼフィーヌは決して一輪の花も分けることはしませんでした。

侍女は諦めません。ダリアを手入れする庭師を買収し(金と色仕掛け?)、まんまとダリアの球根を手に入れる事に成功するのです。侍女は手に入れた球根を育て、自分の庭で見事なダリアの花を咲かせるのです。その噂を聞きつけたジョゼフィーヌは、庭師や侍女、関わった貴族を解雇、破門すると共に、急激にダリアへの興味が冷めてしまいました。
このジョゼフィーヌの気持ちの変化が、ダリアの花言葉のひとつ「移り気」の語源と言われます。

庭師は首になり出て行くときに、「花は多くの人に見られ、愛されてこそ本当の花ではありませんか。独り占めされた花は幸せでしょうか」と言葉を残しました。


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2006.05.07:acocotori
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