ダリア acocotlis note
▼ダリア(天竺牡丹)日記 Vol.353
◇ダリアの種子と球根B
・ダリアの種子
ダリアは、種子が出来にくい植物です。しかし、ミニダリア(姫ダリア、極矮性のダリア等)は主に種子で育てるもので、フィガロ、ハーレークインが代表種です。花屋さん等で袋入り販売されており、同一品種で様々な花色を持っているが特徴です。
また、ダリアの品種改良の際に種子を採取します。ダリアの種子は品種固定しておらず、種子から育てると違った特徴を持った花となるためです。現在、国内の育種家と言えば次の二人、千葉の小西勇作氏は主に受粉を管理する人工交配、秋田の鷲澤氏は主に蜂等に受粉を任せる自然交配による品種改良を行っています。
なお、ダリアは種子が出来にくく、また、受粉後の成熟までの期間が大輪種で30日以上かかると言われています。寒地では成熟期間に霜等の寒さによって種子が完成しないこともあり、種子からの品種改良には大変に苦労をされていると聞きます。
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2012.04.03:acocotori
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