ダリア acocotlis note
▼ダリア(天竺牡丹)日記 Vol.286
ダリアの種子採取!
晩秋、雪の便りが聞こえるようになり、ダリアシーズンも最終盤。
花たちも、花弁が減少し中心が黄色の露心花が、たくさん見られます。
降霜の心配がありますが、これからが品種改良のための種子を採取する季節となりますので、採取の方法を簡単に説明します。
ダリアの種子は品種固定がしていないため、種子を採取し翌年に播種し、育成すると新たな品種が生まれます。その育成品種から、親に勝る優秀な株を選び品種として増殖し、命名するとオリジナルの新品種が誕生することになります。
皆さんの庭にあるダリアで開花後に花弁が散り、蕾のように固くなっているものがないでしょうか。その中に種子が出来ていることがありますので、確認してみましょう。(写真)
なお、この状態から中輪種で約1週間はそのままで、種子の登熟(完成)を待ちます。この間に霜に当たると種子が破壊されますので、冷え込む日は袋などで保護をします。その後、茎を30pほど残して切り取り、乾燥するまで陰干します。
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花弁が落ち数枚になった状態とその花びらを抜いた状態です。こらから中輪種で2〜3週間程度で種子になります。なお、霜に注意が必要です!
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2010.11.04:acocotori
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