ダリア acocotlis note
▼ダリア(天竺牡丹)日記 Vol.252
『ダリア栽培と土壌被覆資材』
野菜や花卉栽培において土壌被覆資材(マルチ)が使われています。
マルチの目的としては、@夏場の乾燥対策とA雑草対策、B肥料の有効活用(雨水等との流亡防止)にありますが、夏の暑に弱いダリアでは@、A、Bの効果に併せて、暑さから球根を保護する意味合いもあり、稲ワラが昔からよく使われています。
現在、観賞型のダリア園では、その見た目が自然ではなく美しくないこと、病害虫の温床になることを恐れ、この稲ワラ等のマルチ資材は使われていません。そのため夏場の高温乾燥期は、ひたすら散水と除草に追われ、ダリア栽培の全作業の大きなウエートを占めています。
平成13年にダリアの切り花栽培(露地栽培)を実施する際、このマルチの使い方が大きな課題となりました。除草と散水の作業ウエートを軽減し、収益性を高めるためにはマルチの使用は外すことが出来なかったからです。
そこから、マルチ選びが始まりました。
園芸と被覆資材の専門書の中から、切り花栽培と被覆資材の関係を読み、また、暑さに弱いダリアを考慮し、作業効率を高めるためにはどうすればよいか。
辿り着いた結論が、白黒マルチを使用することでした。
続く
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2010.07.06:acocotori
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