ダリア acocotlis note

▼ナポレオン法典と浮気心

ナポレオン法典によって「夫婦や浮気」に対する考え方が大きく変わります。
当時のヨーロッパの貴族社会では、結婚によって「夫が妻に惚れたり」「妻が夫に惚れたり」するのは「育ちが悪い」と言われ、「家名と財産を残す」ために結婚するのであり、子供が出来るまでは夫婦の繋がりが強いが、一旦子供が出来ると互いに拘束しないフリーな関係になったようです。
当然に一定のルールはあるものの浮気などは公然と行われていたようです。しかし、ヨーロッパでは戦争による領土争いが絶えず、また大きく社会が変動する中で、夫が突然犯罪者(謀反人)になり死刑になることがあったために、多くの人と交流することと通し、自分の身や子供の身を守るための安全策を講じていたのかもしれません。
しかし、散々ジョゼフィーヌの浮気に泣かされてきたナポレオンは、この貴族の夫婦観に大きなメスを入れるのです。「ナポレオン法典」では、夫は自宅での浮気は罰せられ、妻はいかなる浮気をも罰されることとなるのです。なんだか男よりの解釈ですが、この夫婦の観は現代にも影響を与えています。


●2006.05.07
●tenjiku-b
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