Blood type AB

▼ゆき


帰り道
昔読んだ詩を
ふと、思い出した

まつ毛に降りたこなゆきが溶けて
涙を薄めて流してくれるまで
もう少し
上を向いて歩こう

こんな感じの詩だったんだけど
読んだときは
きれいな詩だと思った
今思えば
とてもかなしい詩なんだね



2009.12.14:ab

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