田舎暮らしは比較的容易に可能なのですが・・・
1つめんどくさい法律があります。
これがかなり曲者で・・・郊外のほとんどの農地部分が
指定を受けているといっても過言ではありません。
それが・・・「農業振興地域」といって
「農業振興地域の整備に関する法律」という法律です。
簡単にいえば、農振法とは、優良な農地を守るための法律。
農振地域は農業をするための土地とされていますが、隣地が宅地である場合や、
宅地へ転用しても障害がないような場合は、農業振興地域を解除することが
できます。(解除できない場合もありますので、事前に行政側と打ち合わせを
行った方がいいでしょう)
解除手続きは各市町村を経由して県知事への申請が必要となり、
解除までに6ヶ月以上の期間がかかります。書類の受付に関しても
1年に2回とか各市町村によって異なります。
※宅地や集落と続きならばOKですが
いきなり農地のど真ん中にポツンでは許可はまず下りません。
土地が余っていても好き勝手に家を建てることができないのは
このためなのです。
農家の人が売りたくても売れないという場合もあります。
農家を守る法律に逆に首を絞められている人も少なくありません。
人里離れたところがいいのなら農振地域以外を選ばないといけません。
これがなかなか見つけるの大変なんですよねぇ。
土地は安いが様々な造成費がかかるケースが多いですし。
「安くて金もかからない」そんな都合のいい居場所は稀です稀。