パンを頂きました
いつもはありふれているものなのですがすごくありがたかった!
たまたま会社にやってきた末弟が1人暮らしをしているのであげました
身内だからってわけではなくたまたま誰かいたら今はそうできると思います
だからって別に何もありませんから会社に並ばないでくださいね(笑)
では本題に・・・
地震当日の仙台の中心部にいた時から山形へ戻るときまでの数時間のお話
ウォークマンにラジオ機能があることを思い出し
地元仙台の局をひろって聞いていたのだが・・・
私が聞いていた局がパニックだったのか?
地震当日だから情報が少ないのか?
役立つ情報がほとんどなし(>_<)
全体の状況もある程度は必要だけどトイレが使える避難施設や
電力事情とか他地域行きバスの運行状況など仙台市内の状況が欲しかった
それと仙台の中心市街地には県外の人が数多くいるので頻繁でなくても
広報車などでさまざまな誘導や周辺状況をある程度知らせて欲しかった
私よりも外国人旅行者がかなり不安だったことでしょう
街中の建物は倒壊の危険もあるから封鎖されて入れない状態
外は冷え込み厳しいのにトイレもいけない状態
バスは今だけ山形人がいれば結構くるだろ?という安易な考えで
トイレを探すついでにどうにかして携帯の充電ができないかと
さ迷い始めました・・・使用できる公衆トイレを発見しまずは一安心!
でもやはり携帯の充電はできずバス亭へと帰還
すでにバッテリー残量は赤マークの目盛り1 (T_T)
バス停に戻ると消防車が駅前で
「避難場所は○○小学校となっておりますがグランドです。
だから避難されるかは皆さんの自由です」
みたいなことを聞きました
○○小学校もわからなければ雪が降る寒い中でグランドに避難するのならば
倒壊の恐れのない位置で風除けの建物が近くにあった方がマシだよ!
ってかズレてないその案内は??などと思いながら
寒さに耐え18時~23時ぐらいまでバス停付近におりました
なぜにそんなアホみたいにバス停にいたか?というと
電車が使えないとなると歩いて帰るにも天候と距離的なものから
山形に帰る手段がバス以外他にないから・・・
それよりも他のバスは「運行中止」って張り紙があったのに
山交の山形行きにはそれがなかったので一縷の望みにしていたのです
そんな純粋な思い?の山形人多数
時間的には20時ごろでしょうか?
あの見慣れたバスの車体がやってきたのです!!
見た時は安堵の歓声があがりホッとしたのを覚えています
そしてバスに乗り無事に山形へ戻れたのでした
めでたしめでたし
・・・となればいいのですが
世の中はそんなにうまくいくものではありません(>_<)
物語?には若干続きがあるのです(笑)
そのバスは「谷地行き」
私が行きたいのは「山形行き」
今思えば谷地行きに乗っていればよかった・・・
でも待っている人の数が多かったのもありすぐ満席に
その時バスの運転手が
「山形行きもこちらに向かってますから」
安心させるためだったのか?不用意なその言葉が
真っ暗な寒い中で純粋で礼儀正しい山形人を列になって
並ばせる勇気をくれたのです!!
しかしそれから2時間待てど山形行きは来なかった(T_T)
22時ぐらいに今まで姿を見せなかった空車タクシーがチラホラ
燃料がないのか?乗車拒否も何台かされてましたが
バスをあきらめて相乗りで山形へと帰っていく人が増えてました
私も次の日東京出張もあったのでとにかく帰ろうと思っていましたから
いくらかかろうが1人でもタクシーに乗る覚悟をしていた時にメールが・・・
「今から迎え行くよ」
嬉しい半面
停電で信号も作動していない山形
余震もあるし道路事情だって不明
事故起きても困るので
「タクシーで帰るから来なくていいよ」
そんなメールを打とうと携帯を開いた瞬間!!
バッテリーが底を尽き携帯完全沈黙
なんて運のない(T_T)
昔なら自分の番号の他に友達の番号も暗記できたお利口な頭も
携帯にまかせっきりで脳みそのしわがツルツルな昨今
連絡する術がありません(T_T)ガーン
仙台駅前にいて中継をしているTB○の人に助けを求めるも
あっさり切り捨てられ・・・
タクシーや代行の人に充電ケーブル貸してくれませんか?とお願いするも
私が怪しすぎたのか?本当にないのか?客じゃないからなのか?
これまた貸してもらえずに・・・
被害状況をラジオで聞いても山形~仙台間はそう支障はないはず
あとは信じて待つのみ!!
行き違いになると悪いので冷え込みの厳しくなる中で
仙台駅前で待ってました
駅前の人はまばらで迎えを待っているのか?単に身動きが取れないのか?
相変わらず誘導を行う警察も誰もおらず閑散状態
みんなどこ行った??
23時ぐらいに
東京行きの定期バスが駅前にやってきて
無事に充電させてもらえることになりました・・・光明です
さっそくタクシーで帰ることを連絡したら
もう間もなく仙台駅に到着するとのことでほんと感謝感謝です
車の中のテレビ映像で見て被害状況が甚大だということを知り
私は被災なんていう言葉には当てはまらない
単に「待ちぼうけ」ていどなのだと・・・
でも災害いつも対岸の火事のような状態でしたが
自分なりに大変貴重な体験でした
そのことは長くなりましたのでまたあとで