セピアが似合う街 クスコ
街のカラーももともとセピアチックなのだけど・・・道路は石畳になっている場所が多い。 これがまた趣き深い。 インカ帝国がアンデスに君臨した15世紀半ばから1世紀、その首都として繁栄を極めた。 黄金で覆われた神殿や宮殿が立ち並んでいたらしい。 そのインカ帝国は、「エル・ドラド」の夢に取り付かれたスペイン人により、 16世紀から侵略されて滅んでしまうのである。まさに悲劇。 現在のクスコはスペイン人が築いたものだが、建築物の土台にはインカ時代の 堅牢な石組が見られる。 人口のほとんどが先住民のインディオで、毎年6月に太陽の祭りがあるので この時期に行くのがよいでしょう。 *「エル・ドラド」とはアンデスのどこかに眠ると伝えられる黄金の都で、そこでは 人々は皆黄金で身を包み、街には金銀財宝が満ちあふれ、湖には金が満ちているという伝説。
2006.03.01